今日は前回のローズマリーに続いて、柑橘系のグレープフルーツのエッセンシャルオイルについてご紹介します。
グレープフルーツというと、私の中にはアメリカのフロリダの太陽がサンサンと照り付けているグレープフルーツが印象的です。
そうなんです、柑橘系は特に太陽の光線を沢山浴びて大きく育った実の皮から抽出したエッセンシャルオイルなんですね。
グレープフルーツは殆どの方が食べたことがあると思いますが、酸味がつよいけれど、とてもジューシーでクエン酸がたっぷりの水分豊富な実です。
さて、このオイルは殆ど、実から採れるジューシーな果汁とほぼ同じような香りですが、とても使えるオイルです。
Contents
グレープフルーツ
学名、Citrus gradis
植物科名: ミカン科
産地区域: アメリカ、イスラエル、南アフリカ、ブラジル等
抽出方法: 圧搾法といって薄い皮を重ねて圧縮して抽出します。
主な主要科学成分はモノテルペン類のd-リモネン86%~95%と高くて、優れた空気の消毒作用や
抗ウイルス作用があります。
リモネンはアドレナリンを産生するホルモン様作用が実はありますが特に心配するようなホルモン様ではありませんね。
また、クエンチング効果として、シトラールの強いエッセンシャルオイル、メリッサやレモングラスなど酸化しやすいデリケートなオイルのような皮膚刺激作用強いものの作用を抑えてくれます。
注意が必要なのは、フロクマリン類の持つベルガプテンがある為、光毒性作用があり、光毒過敏症として、シミになりますので、直接肌につけるのは避け、キャリアオイル(植物)に4%の許容範囲で使用しましょう。
このオイルを使用してから最初の一時間がピークで1時間持続して、その後8時間で徐々に薄れていきますが、使用したあと、12時間は紫外線を浴びないようにしましょう。
主な特性
抗うつ作用、消化促進作用、強壮作用―リンパや循環、抗菌作用、利用作用、浄血作用、
刺激作用ー肝臓や腎臓、疲労回復、胆石、疲労
主な効果として、
ココロやカラダには、リフレッシュして穏やかな気分にリフトアップしてくれストレスにとても効果があります。混乱していたり、優柔不断になっている場合に交感神経を刺激するのにとっても役立ちます。
身体に対しては、消化不良、そして肝臓や胆嚢の浄化や活性化させてくれる作用があります。例えば、
二日酔いだったり、海外旅行での時差ボケだったり、食生活の変化からとか、無気力なカラダにも。
女性の味方で身体の中を綺麗にしてくれる
実は優れた利尿作用がある為、浮腫んで、うっ滞した状態のカラダ、肥満、セリュライトにたいして、
「身体の大掃除」をしてくれます。
また、テルペンの浮遊量が多いので、カラダを綺麗にしてリフレッシュしてくれ、静脈やリンパを活性して、PMS, 更年期症状、妊婦さんのうっ滞除去剤としても使われるものです。
昼間に使うのは気になりやすいですが、夜早い時間に使用する分には心配いらないので、例えばニキビ、浮腫んだ顔、脂性肌などへのトリートメントにもキャリアオイルに敏感肌ならばアーモンド、ホホバオイルの植物油に垂らしてケアするが良いですね。
ココナッツオイルは紫外線を通して日焼けを促進します。皮膚なんか作用に優れていますが、脂性肌や毛穴の開いた肌への使用はあまり適さないので、フェイシャルに適しているものとして、★アーモンド、★ホホバオイルが一般的にフェイシャルには向いています。
その他日常に便利な用途
デオドラント作用があり、嫌な臭いを消してくれるので、夏の暑い日には、スプレーをつくり、足の匂いをとったり、部屋の空気中に散布して室内を爽やかにしたりするのもよいですね。
手足の簡単なマッサージにも適しています。手は日常、アルコール消毒液やペーパーなど使用頻度が今たかく、乾燥しがちではないでしょうか。又アルコールに夜、手荒れもでていないですか?
そんな方にはやはり、足と手のオイルマッサージが適しています。ココナッツオイル30mにグレープフルーツを6滴ほど入れて、良くかき混ぜて、手に取って、肌に塗ってマッサージをしていきます。
ちょっとだけキャリアオイルについて
精油の他にアロマセラピーではキャリアオイルと呼ばれているものを使用するのが一般的です。それは濃度の高いエッセンシャルオイルを希釈する為に使いますのでいくつかある中からご紹介します。
また、そのほか、エッセンシャルオイルという揮発成分の高いオイルであるため、皮膚に塗布してもすぐに蒸発してしまい、それぞれのオイルの特性が皮膚にとどまりません。
エッセンシャルオイルを使用したトリートメントを行った場合には少しでも長くその特性を持ったエキスを含んだエッセンシャルオイルが身体の中に浸透させていくために同じ相性の良いオイルに垂らすのが良いのです。
また、キャリアオイルは皮膚にエッセンシャルオイルをなじませやすくし、なめらかに肌を滑らせリラックスさせ、キャリアオイルの成分によって肌への栄養を補い、肌の落屑を促して静脈の循環を促しアロマトリートメントの効果の相乗効果をあたえるものなのです。
キャリアオイルは粘性が高いものから、低いもの二種類がわかれていて、それは安定した飽和脂肪酸の高いものから低いもの、また、不安定な不飽和脂肪酸のものなどあり、それぞれフェイシャルに適すものや、どんな症状の肌に適しているか、どんな用途に使用するかで変わってきます。
しかしながら、一般的にアロマセラピーでは粘性が高い、浸透性に優れていて、フェイシャル、ボディ、マッサージに良いアーモンドオイルを使用するのが一般的で特に滋養作用、抗炎症作用、皮膚の炎症、やけど、日々、乾燥肌に有効なオイルなのです。
その次にどこでもリーズナブルで使用されているのが、グレープシードオイルですが、これはべたつきがなくて、マッサージオイルに結構適して、バスオイルにも使用できるオイルです。
ホホバオイルは中度の粘性で、飽和脂肪酸でココナッツオイルと同じく安定していて優れたオイルです。とても浸透に優れていて、皮膚に保護膜を作ってくれます。これは人の皮膚に近いオイルといわれています。
温度変化には弱いのですが、人気があります。これは滋養作用、抗炎症作用、皮膚と頭皮において皮脂の分泌を調節機能もあります。乾燥旗、敏感肌、脂性肌、ニキビ、湿疹、乾癬やアレルギーにも良い優れたオイルです。
グレープフルーツの豆知識
この他にとても優れたオイルが沢山ありますがまた次にご紹介したいと負います。さて、最後にこのグレープフルーツについてについての豆知識をお伝えします。
この甘酸っぱくて爽やかな香りのグレープフルーツはラテン語で「楽園の柑橘」という学名が示すように陽光あふれる楽園の気分を呼び起こす香りですね。このルーツは18世紀、カリブ海の下、西インド諸島のバルバドス島で発見され、フロリダにわたりました。そして世界各地に広がったものです。
グレープフルーツの名前の由来はブドウのような房常に実をつけることや、香りもブドウに似ていることに由来されています。
ダイエットにも適しているといわれている痩身用のブレンドを紹介しますね、是非試してみて下さいね。
グレープフルーツ+ジュニパーベリー+バジル
※私が使用している精油はこちらです⇩
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